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2010年 05月 13日
欧文フォント その2
欧文フォント その2_a0149010_14391035.jpg

欧文には無数のフォントが存在し、それぞれ特徴を持っています。
欧文フォントの特徴を見れば、より効果的な見せ方ができます。

欧文は横書きです。ですから横のラインが揃えられています。
ベースラインがあり、大文字の高さ、小文字の高さ、
qやy、gなどベースラインより下部に伸びる文字もあります。

基本的にベースラインから小文字の高さまでの幅をX-height(エックスハイト)と呼びます。
(aやc、e、x、zなどの高さ)
このX-heightの高さはフォントによってそれぞれ違い、印象も大きく変わってきます。
全体的にはセリフ体はX-heightが小さく、サンセリフ体はX-heightが大きい傾向にあります。

欧文フォント その2_a0149010_1440255.jpg

同じセリフ体のTimesとGaramondを比べてみても大きく違います。
Timesは大きく読みやすい印象で、
Garamondは小さいですが空間に余裕があり、真面目な印象を受けます。
また、ポイント、行間が同じにも関わらず、X-heightの高さで空間の余裕が違います。
X-heightの高いフォントは行間を広めに、低いフォントは狭めにといった
レイアウトによる工夫も必要になってきます。

by na-design | 2010-05-13 14:43 | DTP


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