2010年 05月 13日
欧文には無数のフォントが存在し、それぞれ特徴を持っています。 欧文フォントの特徴を見れば、より効果的な見せ方ができます。 欧文は横書きです。ですから横のラインが揃えられています。 ベースラインがあり、大文字の高さ、小文字の高さ、 qやy、gなどベースラインより下部に伸びる文字もあります。 基本的にベースラインから小文字の高さまでの幅をX-height(エックスハイト)と呼びます。 (aやc、e、x、zなどの高さ) このX-heightの高さはフォントによってそれぞれ違い、印象も大きく変わってきます。 全体的にはセリフ体はX-heightが小さく、サンセリフ体はX-heightが大きい傾向にあります。 同じセリフ体のTimesとGaramondを比べてみても大きく違います。 Timesは大きく読みやすい印象で、 Garamondは小さいですが空間に余裕があり、真面目な印象を受けます。 また、ポイント、行間が同じにも関わらず、X-heightの高さで空間の余裕が違います。 X-heightの高いフォントは行間を広めに、低いフォントは狭めにといった レイアウトによる工夫も必要になってきます。
by na-design
| 2010-05-13 14:43
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